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       ドクターホーワ放送室 特別番組

    「わが社にとっての環境問題」 
 

 その7 環境会計は連結決算で!
2001/06/07

 わが社にとっての環境会計

 正確な定義による「環境会計」とはちょっと異なるかもしれませんが
生産活動を「循環」としてとらえると、その副産物である環境への
影響は企業会計の利益や、損失に似ているところがあります。

 つまり、放漫経営を繰り返していれば、累積赤字や不良債権が
たまってゆきますし、きちっと経営していれば、利益が蓄積し
財務体質もどんどん良くなってゆきます。

 そういう意味で、放漫な生産活動を続ければ、地球環境に
大きなダメージをあたえる汚染物質がどんどんたまってゆきますし
環境対策がしっかりしていれば、汚れた環境もどんどん浄化してゆく
と思われます。
 
 その意味で、環境会計は企業会計に似ていると思うのです。

 
 環境会計は連結決算で考える


 わが社は、これまでにも再三述べてきましたように、「水」や
「空気」という住環境の中でもライフラインという性格をもつ
きわめて重要な部分を商品として取り扱っています。

 しかし、その工事は、本質的に、自分の家の玄関をきれいに
するために家の前の道路にちりを掃き出す、という性格を
少なからず持っており、ある種の矛盾を抱えています。

 そしてその矛盾の調和を図ることが、当社の使命だと
考えています。


 これは、住環境という会計と、地球環境という会計を
連結して決算することに似ているのではないかと思います。

 親会社がいくら黒字を出していても、赤字を子会社に押し付け
ていたのでは全体としてみれば、良い成績を残しているとは
いえません。
 
 連結して、全体として良い結果が出るよう、知恵を絞り、
努力することが「矛盾の調和を図る」という解決への糸口では
ないかと思われます。


 調和のとれた「良い循環」をくりかえす努力をします。
 
 わが社は、ゴミを資源にかえるような画期的な技術をもつ
メーカーでもありませんので、では具体的にどうするか、を
考えます。

 まず、商売ですから、お客様であるお施主様のご意向を
よく確認し、住環境に対するニーズを把握した上で、その
ニーズに最大限こたえつつ、地球環境にやさしい、製品、
材料を選定します。
 そしてゴミのより少なくなる工法を工夫選定し、良心的な
施工をして、出てしまったゴミについては、適正な処理をおこなう
という至極単純あたりまえな結論になってしまいます。

 しかし、わずかな良心の差、わずかなポリシーの差、そして
わずかなノウハウの差が、繰り返す循環による結果を大きく
かえてしまうのではないか、と思います。

 

 連結決算思考で、調和のとれた生産活動を繰り返すという
「良い循環」を続けることが、わが社が環境問題に対して貢献
できる近道であると考え、日々努力してゆきます。

                              (次回に続く)


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