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   『お盆休み 快適で安全な旅行のために』
                       
2002/08/12

 今年もお盆休みの時期となりました。国内海外問わず
旅行を計画されている方もみえるのではないかと思います。

 飛行機をよく利用される方はご存知かもしれませんが、
昨年あたりからニュース等で「エコノミークラス症候群」という
言葉を頻繁に見聞きするようになりました。

 事例としては、長時間飛行機に乗っていた人が、
到着後に呼吸が苦しくなり、やがて心肺機能が停止し
死亡してしまう、あるいは意識不明になり、数週間入院と
いったショッキングなものでした。

 欧米でも数年前から死亡した人の数が急増し、中には
航空会社を相手にした訴訟に発展しているケースもあるようです。

《発症の流れ》

●長時間下肢を動かさずに同じ姿勢で座っていると、
 大腿部の奥にある静脈に血のかたまりができることが
 稀にあります(深部静脈血栓症)。

●そして歩いたり体を動かしている間に、その血栓の一部が
 血管中の血流によって移動して肺の血管に達して塞いで
 しまいます(肺塞栓)。

●このようにして上記のような呼吸が苦しいといった症状が
 起こります。

 もともと飛行機のエコノミークラスの乗客に事例が多かった
ことから、いわゆる「エコノミークラス症候群」という名で
知られるようになりました。

 サッカーJリーグ・ジュビロ磐田の高原選手がワールドカップ
直前にこの病気が発覚し、出場できなかったのは記憶に
新しいところです。

 大リーグに渡っている伊良部投手も肺の血栓で現在欠場
しています。

 スポーツ選手でも事例があることから、体力の有る無しは
あまり関係ないと言えます。
 
また、座席のクラスや交通機関の種類に関わりなく、
長時間同一姿勢をとって動かなければ同様の危険性が
あります。

 (上記のプロの選手らは少なくともビジネスクラスを
  利用しているものと思われます。)
 

《対 策》

 それではいわゆる「エコノミークラス症候群」、
どのようにして予防すればいいのでしょうか? 

 対策としては以下のようなものがあります。

●定期的に体を動かして血液の循環をよくする。
  特に足の運動:時々歩く、ストレッチ等
 (航空会社によっては、軽い柔軟体操のビデオを流して
  いるところもあるようです。)

●適度な水分の補給──飛行機の中はかなり乾燥して
 います。
  水分が不足すると血液が濃くなり血栓ができる原因と
 なります。

  また、座席が内側で隣が見知らぬ人だと、トイレに
 行くのもためらいがちですが、やはりそのため水分を
 摂らないのはよくありません。

 ☆アルコール・カフェイン系の飲み物は利尿作用が
 あるため水分不足につながり、控え目にした方が無難です。

●ゆったりとした服装を心がける──体を締めつける服で
  搭乗するのは避ける。


 医療に通じている方でしたらもっと詳細をご存知かも
しれません。

 日本では比較的高齢な方の事例が多いようですが、
欧米では年齢に関係なく発症しているようです。

 大腿より下の部分が腫れて赤くなったり、熱をもっている
ように感じられるときは初期症状の可能性がありますので
早急に医師に相談されることが必要です。


                         (堤)


 中部労務管理センター (社会保険労務士事務所)
 
人事労務管理研究所  (人事労務コンサルタント)
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(ドクターホーワよりのご紹介)

 
 中部労務管理センターの堤さんは、スキーが趣味の
30才。
 この仕事をはじめて5年目ではりきっています。
 まじめで、基礎能力の高い堤さんは、お客様にも
厚く信頼されています。

 

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