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   『定昇廃止がもたらすもの』・・・マンスリー雑感
                       

2003/02/03

  日本の場合、4月からの”始まり ”が一般的です。
 入学式、入社式、人事異動そして定期昇給(定昇)。
 この定昇の”廃止 ”というニュースが相次いでいます。

 私どもの事務所では、バブル崩壊時より、賃金規程の
改正案として、
  
定昇(昇給する人)
  
⇒賃金改訂(昇給する人・かわらない人・さがる人)
    とする助言を徹底してきました。

 そして今日では、上限基本給を設定して、等級ごとのまたは
職務ごとの滞留による限界賃金を決めることで、報酬配分の
適正化(貢献のある人に多く、そうでない人にはそれなりに)を
はかる試みを推奨しています。

 それにともない、年功的なしくみから
目標管理制度
(業務遂行目標を立て、有期の間にどれだけ達成し成果を出したか)、
コンピテンシー評価制度(仕事のできる人の行動特性を
模倣することにより成し得る到達度)等が仕組みづくりとして
活用され出しました。

 これらのしくみは、個々の満足に価値観を置く立場を、いかに
組織の目標達成が個人に関与するかを実感してもらうための
ものです。

 組織の貢献割合が、高い順に2:6:2とするなら、頂上の2割に
向かわせるための仕組みづくりといえます。
 
 この際に大切にしなくてはいけないこと、それは、
《生活をしていく糧が賃金》というあたりまえの取り決めを
経営者が忘れないということ
です。

 つまりは、我が社に入社したからには、ここまでの賃金
(保障生活給)は出すぞという、約束事を守れる者だけが
経営をしていく使命、価値があるということです。

 成果主義とは、あくまでも保障生活給の上にプラスされるものに
すぎません。

 ベース無き賃金体系は砂上の楼閣のごとくはかなく、
もろいものです。
 
 ただ、今後の日本は、現在における常識的年収の半分で、
生活していけれるだけの意識改革が必要になってきます。

 そのことだけは経営者だけではなく、働く側にも認識させなければ
いけません。

 それでもやる気をもって働いてもらうための仕組みづくりが
《人》を意識した制度づくりにつながります。

 組織は誰のためにあるのか、どこまでいくにしろ問い続けられる
課題です。

 ひとつの決まり事がなくなることにより、消えかける本質を、
新たな活力で維持し続けてこそ人が人として生きる価値が
存在するとおもいます。

 これからの経営者はしくみをもってして生き方が問われる時代に、
いかに腕をふるうことができるか。

 理念を語る時代です。

                        (國井)
  


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