トップへ戻る ドクターホーワ
提携室目次へ
ドクターホーワが提携する専門家のコーナー ドクターホーワ提携室 
社会保険労務士
中部労務管理センターのページ

   『考課者コミュニケーション会議 第3回』
                
                   
2003/08/04


 5月12日、6月23日と続けてきました。
 今回が最終です。

●第1回:5/12
《1》 考課者の甘辛傾向を知る(交流分析=TAを通して
   個々の特性を認識する)

《2》 考課者の甘辛を克服する
    (他の考課者からの情報・意見をもらい、
     自分の考課を認識し見直す)

●第2回:6/23
《3》 考課の意義と考課者の使命・役割を自覚する
《4》 望ましい考課とは少し辛めであることの共通認識を持つ


●第3回
《5》納得できるフィードバック(能力開発のエキス)を実施する

▼観察シートからのフィードバック、つまり、具体的事実からの
指摘・課題設定のことです。

 人間の記憶は「1週間」が限界だと言われています。

 直前の行動だけで評価をすることは、不公平を生み、
 納得できない、つまり不信関係をもたらすことになります。

 人と人のあいだで一番大切な事は「信頼関係」です。
 
 互いの「合意」です。そのためにも「結果」が出てからの
 話し合いだけでなく、「事前」の達成イメージづくりが
 とても大切になります。

  つまり、達成100%とは、ここまでやれたとき、こんな結果が
  出たとき、こんな反応が生じたときと、より具体的なゴール
  イメージを共有認識として能力開発シートに記入することが
  第一の段取りとなります。


▼第二のポイントは、「面接」です。

 それも1か月に1回のコミュニケーションがとても効果を
生みます。

 その場で「合意」があれば、達成イメージを変更したり、
目標そのものを別に設定し直すことも必要となります。

 ただ、中間時の「面接」の目的は「あるべき姿」と
「現状の遂行度」を比較して「課題」を明確にして次に
つなげることです。

 この繰り返しが「能力開発」への近道です。

 行動事実を観察し、観察記録に基づいて、「出来ている点」
「出来ていない点」をお互いに認識します。

 「出来ていない点」については「出来るための指摘」と
「出来るためには何をするべきか=課題遂行の約束」を付記し、
進捗状況を次の「面接」で確認をしていきます。


▼第三のポイントは、事実を事実として評価する観察力です。

 中途半端な見方はあやまった先入観・固定観念につながります。

 そうならないためにも「何を評価するための行動なのか」を
「ものさし」として、私的な行動を評価対象にしない姿勢の継続が
問われます。


▼第四のポイントは、被考課者の申告に耳を傾け、
他の考課者からフィードバックされた自身の考課癖を考慮しながら、
「説得」と「教育=育成」を同時に実施することです。

 「押しつけられた」感覚は納得を生みません。

 そこに「想い=愛しみ」が付加された時、自覚=気づきが
生まれます。

 被考課者を主体的存在に仕立て上げる事こそ、考課者が
享受できる究極のエキスなのです。


 以上の4点に留意したフィードバック体験を開示し合うことが、
考課者コミュニケーション会議のクライマックスです。

 人が人と交わっていく事の楽しみを感じてください。


                        (國井)
  


 中部労務管理センター (社会保険労務士事務所)
 
人事労務管理研究所  (人事労務コンサルタント)
   ⇒ホームページはこちら http://www.jinjiken.co.jp





(ドクターホーワよりのご紹介)

 
中部労務管理センターは、所長の国井さんは30台のばりばり。
積極的、前向きな考え方で、ぐいぐい事務所をひっぱっています。

 当社(朋和設備工業株式会社)の企画、施工する工事の、各種
助成金の申請などでパートナーシップを組んでいるほか、労災保険
社会保険などさまざまな面で助けていただいております。

 とても親切で面倒見のいい事務所で、たいへん助かっています。


 

      ⇒ 【事務所概要】はこちら

      ⇒ 【事務所理念】はこちら






















      中部労務管理センターへのお問い合わせは
         メールをご利用ください。


               

       中部労務管理センター
          460−0015
            名古屋市中区大井町2−11 
             TEL    052−331−0844
             FAX    052−321−1108
             E−mail  info@jinjiken.co.jp

       TOPに戻る      提携室目次に戻る

                                     朋和設備工業株式会社




●HOME 御問い合せhouwangy@quartz.ocn.ne.jp