算定基礎届の時期を迎え、各社に用紙が届いた頃かと
思います。
●まずは届いた用紙をチェックしましょう。
用紙の中に被保険者報酬月額算定基礎届総括表が入って
います。
その用紙の右下受付日付印の上部のところに「調査区分・
調査結果・指示事項」という印字があります。
ここの「調査区分」のところをチェックしてください。
「１．突合 ２．書面」と印字してあるところの「１」に○が打ってあると
調査に当たったことを示します。
算定基礎届は郵送提出も可能ですが、調査の場合は、
賃金台帳・出勤簿等を持って社会保険事務所の調査会場まで
行かなければなりません。
（「２」に○が打ってある場合や、何のチェックもない場合は、
提出のみすれば手続きは完了です。）
調査は、算定基礎届に記載した給与額が正しいかや、
最近特に社会保険事務所が厳しく調査する傾向にある
パート・アルバイト等の社会保険の適用が適正かなどを見ます。
多くの事業所が調査を受けるため、通常の総合調査のように
すみずみチェックをするということはあまりありませんが、ポイントを
絞ってチェックをしますので社会保険に精通した方が行くことを
おすすめします。
●次に賞与を支払った場合、用紙の中段部分の直近の賞与支払月
というところをチェックしてください。
賞与支払届が提出されていれば、支払月がこちらに印字されて
います。
印字がない場合は、賞与支払届（支給が無かった場合は、支給が
無い旨の提出）が提出されていないか、何らかの間違いが発生して
いる可能性があります。
賞与支払予定月が社会保険事務所に登録されているにも
かかわらず、賞与支払届が出ていないということになりますと
総合調査を受けることになりますので注意が必要です。
●最後に提出する時の注意点ですが、パート・アルバイト等の方、
外国人の方、６０歳以上７０歳未満の方について、会社に該当の
方がいる場合、社保加入者と社保未加入者を記載しなければ
いけません。
特に社保未加入者の方については、未加入であることが適正で
あることを確認していただき、正確な人数を把握する必要があります。
言葉は悪くなりますが、社会保険事務所が、社会保険未加入者の
情報を得ることになりますので、調査の時に矛盾が生じないように
しておく必要があります。
●算定基礎届の提出期限は７月１２日（月）です。
不明点等は各担当者まで・・・。
（酒井）
中部労務管理センター （社会保険労務士事務所）
人事労務管理研究所 （人事労務コンサルタント）
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（ドクターホーワよりのご紹介）
酒井さんは、新進気鋭の若手の多い、中部労務管理
センターにおいても、最も若い、やる気満々の前途有望な
若者です。
昨年から当社の担当をまかされるようになり、一生懸命に
がんばっている様子が、よくわかります。
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