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   『 世帯の所得 』
                
                   
2004/07/12

 
 厚生労働省による国民生活基礎調査(2003年6月5日現在に
おけるわが国の世帯総数は4580万世帯。
所得調査は約7000世帯員を対象。)によると、2002年
(1/1〜12/31)の全世帯の一世帯あたり平均所得金額は、
589万3千円です。

以下、詳細なデータをご紹介します。

(1)年齢階級別にみた一世帯あたり平均所得金額(万円)
  29歳以下・・・320.1
  30〜39歳・・・545.2
  40〜49歳・・・717.1
  50〜59歳・・・753.0
  60〜69歳・・・577.5
  70歳以上・・・454.1
  65歳以上・・・475.0

(2)一世帯あたり平均所得金額(万円)の年次推移
  1993年・・・・657.5
  1994年・・・・664.2
  1995年・・・・659.6
  1996年・・・・661.2
  1997年・・・・657.7
  1998年・・・・655.2
  1999年・・・・626.0
  2000年・・・・616.9
  2001年・・・・602.0
  2002年・・・・589.3

(3)所得金額階級別世帯数の相対度数分布(%)
  100万円未満・・・・・6.2
  100〜200万未満・・・11.9
  200〜300万未満・・・10.8
  300〜400万未満・・・12.0
  400〜500万未満・・・11.3
  500〜600万未満・・・ 9.0
  600〜700万未満・・・ 7.8
  700〜800万未満・・・ 6.4
  800〜900万未満・・・ 5.6
  900〜1000万未満・・・4.1
  1000〜1100万未満・・ 3.6
  1100〜1200万未満・・ 2.6
  1200〜1300万未満・・ 1.8
  1300〜1400万未満・・ 1.6
  1400〜1500万未満・・ 1.1
  1500〜1600万未満・・ 0.9
  1600〜1700万未満・・ 0.9
  1700〜1800万未満・・ 0.6
  1800〜1900万未満・・ 0.3
  1900〜2000万未満・・ 0.2
  2000万円以上・・・・ 1.4
  1000万円以上・・・・15.0  
  ※中央値は476万円であり、所得金額が世帯全体の平均額
  589.3万円より低い世帯の割合は60.4%となっています。

(4)私はこう見る

 橘木俊詔・京都大学教授
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 1990年代後半から失業率が急速に高まり、低所得層が拡大。

 能力・実績主義の賃金制度の浸透で、いわゆる「勝ち組」と
「負け組」の所得格差が広がった。

 さらにパートやフリーターなど非正規雇用の増加が低所得者層の
賃金水準を押し下げている。

 このまま富裕層と貧困層との格差が広がる社会でいいのか
どうか、日本は選択の時を迎えている。


 竹内信仁・名古屋大学大学院経済学研究科教授
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 世の中は、流行病のように効率病が広がっている。
官も民もあらゆる手段を使って組織の効率化、費用の削減を
図ろうとしている。

 効率性を達成するために、しばしば競争原理の積極的活用が
叫ばれる。

 しかし、公平性が劣った状態では競争原理は働かないし、
効率性も達成されない。

 競争の導入は、短期的には効率性を高める可能性が高いが、
長期的には人々の所得格差、資産格差を広げ、競争条件を
不均等にして競争を阻害する。

 結果として、効率性も低下し、不公平、不平等が起こる。

 大事なことは、「人は貧しきを憂えず、等しからざるを憂う」と
言われるように、お題目のように効率主義を唱えるのでななく、
公平・平等主義こそ社会の安定、成長の必須条件であることを
認識すべきである。



 蛇足:國井祥行・中部労務管理センター所長
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 自律型人間が必要とされる時代だと考えます。

 自分自身の能力を最大限に活かすために、時間とお金を投資し
続ける、己のこだわりを軸足とする生き方です。

 何に価値観を持つかは自由です。

 ただし、共通の認識は問われだしています。

 すなわち、第一に<健康>、第二に<信用>、第三に<お金>の
優先順位を間違えない「生き方」が大切であると、私は教えを
受けております。

 最後にPTA新聞に掲載した文章をご紹介します。

   『好きな事をやり続けよう!』
   
   人には好きな事がある
   
   好きな事には”明日 ”がある
   
   好きな事をコツコツコツコツ続けていると
   
   明日に向かって進む事になる
   
   そんな人間が人と出会って人を生み出すなら
   
   どんな世界が待っているだろう
   
   好きな事を自分で探してみよう
   
   好きな事をやり続けてみよう
 
                             (國井)




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(ドクターホーワよりのご紹介)

 
中部労務管理センターは、所長の国井さんは30台のばりばり。
積極的、前向きな考え方で、ぐいぐい事務所をひっぱっています。

 当社(朋和設備工業株式会社)の企画、施工する工事の、各種
助成金の申請などでパートナーシップを組んでいるほか、労災保険
社会保険などさまざまな面で助けていただいております。

 とても親切で面倒見のいい事務所で、たいへん助かっています。


 

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